スポンサーリンク


2011年5月30日

【地図】放射能汚染地域マップ(東京都葛飾区金町ホットスポット)

【東京都のホットスポット】

(地図)
放射能ホットスポット:東京都葛飾区金町、千葉県柏市、流山市、松戸市、埼玉県三郷市

週刊現代の2011年5月28日号によれば、東京都葛飾区金町の放射線量は0.359マイクロシーベルト(毎時)。(週刊現代 p.48)
1年間の積算値(予測)に換算すれば約3.14ミリシーベルトになります。年間の被曝許容限度は1ミリシーベルトですから、限度量の約3倍です。

さらに、子供については地面と近い場所で遊んだり運動したりします。さらに放射性物質を含んだ野菜などを摂取したとすれば、年間10ミリシーベルトを超えるケースがあると専門家は指摘しています。

東京都葛飾区、千葉県柏市、千葉県流山市、千葉県松戸市、埼玉県三郷市はほぼ地続き。この地域だけぽつんと放射線量が高くなっています。放射性物質の飛散は、風向と雨など、天候によって大きく左右されます。風と雨などの条件によってたまたま放射線量の強い地域ができたと考えられます。

チェルノブイリ原発事故でも同様に、風向や雨などによって放射能汚染地帯が点在する形になりました。


【無害な放射能はない】

京都大学の小出助教授によれば、無害な放射能はない、ということです。たとえ微量でも、人間と放射能は共存ができないとコメントしています。

小出助教授によれば、仮に1ミリシーベルトを100年間浴び続ければ、100人に1人がガンになると言います。3ミリシーベルトなら100人に3人。10ミリシーベルトなら100人に10人になってしまいます。

(参考)
20ミリシーベルトの意味 小出裕章


【政府系の数値の意味】

政府や地方自治体、文部科学省は、地上10~20メートルといった比較的高い地域で放射線量を測っていると報道されました。地上20メートルと地上1メートルとでは、当然のことですが数値は大きく変わります。このところ民間や大学の調査によって地上1メートル前後の放射線量が報道され始めました。個人的にはそちらを参考にしたいと考えています。

(地図)
群馬大学の早川教授による放射能汚染地域マップ

大学や民間の手による放射能汚染地域ホットスポットマップをもとに、表土の除去などの土壌等の除染対策を考えていく必要がありそうですね。


【関連記事】

【地図】ホットスポット(関東、東京都の放射能汚染地域マップ)