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2011年7月8日

本当の放射線量:埼玉県の放射能ホットスポット(八潮、草加、越谷市)

【三郷 0.61】

・三郷市 新三郷浄水場周辺の枯葉の山 0.61(地表)

※単位:1時間当たりの放射線量・マイクロシーベルト。以下同様。

週刊現代が全国1000か所で放射線量調査を実施しました。その結果が7月9日号と16日号に掲載されています。その中で、草加や八潮、越谷といった場所でも放射線量が高くなっているのが目を引きました。これは、側溝や植樹帯など、放射線量が高くなる傾向のある場所を選んで計測しているためであると考えられます。

一般的には放射線量は高くても0.19以下にすべきだと言われます。1年間の許容放射線量の積算値は1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)と決まっています。ですので、自然放射の数値を加えると、1時間当たりでは0.19以下が適切だというのです。


【草加 0.38、八潮 0.51、越谷 0.32】

公園や側溝に狙いを定めると、草加市、八潮市、越谷市でも高い測定値が記録されました。

・草加市 東武松原団地駅西口の植樹帯 0.38
・八潮市 大原公園のトイレ脇        0.51
・越谷市 越谷レイクタウンの植樹帯    0.32

※いずれも地表の測定値。


【八潮市の実情】

八潮の住民のブログを読むと、屋外で普通に0.3以上の数値が出ていることが分かります。しかし、さわいでいる住民は多くないみたいです。東京都であれば、江東区などは0.2超えでも大問題になっています。法律で許されているのが年間1ミリシーベルトで、それを上回っているわけですから、問題にしてもいいとは思うのですが・・・

今日の八潮市放射能測定数値 - 八潮市 放射線 計測 日記 子供を守りたい☆ - Yahoo!ブログ

先日はNHKで栃木県の那須塩原市の放射線量が高いことが報道され、大騒ぎになったようです。現状では、メディアが大々的に取り上げたりしない限り、なかなか自治体が本気になってくれないというジレンマがあります。

八潮市では住民に放射能測定器を貸し出すサービスを開始しています。こうした機会を積極的に活用し、住まいや職場の周辺の放射線量を把握することがまず大事ですね。もし放射線量が高い場所があれば、速やかに適切な対策を講じる必要があるように思います。

(参考)
・八潮市公式HP


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