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2012年11月9日

【韓国経済危機】現金性資産、日本の13%水準

■現金性資産、日本の13%水準

韓国の代表企業の現金性資産は日本の代表企業と比較すると、たった13%なのだそうです。

中央日報によれば、KOSPI200指数(韓国の代表的な株価指数)に含まれる164社が保有する現金と現金性資産は、2012年末現在で1社平均5億4000万ドル。一方で、 TOPIX100指数に含まれる日本代表上場企業77社は1社平均41億5800万ドルだったということです。

(ソース)
・中央日報:韓国代表企業の現金性資産、日本の13%水準にとどまる
(2012年11月7日)
http://japanese.joins.com/article/698/162698.html?servcode=300&sectcode=300

会社にとって、現金残高は生命線。いくら黒字だったとしても、手元資金に行き詰れば、倒産の憂き目にあいます。

余談ですが、経営危機におちいっているパナソニックは、破綻を避けるために必死で手元現金を増やそうとしています。また、シャープは、現金が枯渇しかけており、「風前のともしび」と言われています。


■上場企業の業績、さらに悪化か

過去の記事で触れましたが、2012年10月~12月期の韓国上場企業の業績は、7~9月期よりも悪化する予想です。

【韓国経済危機】上場企業の業績、さらに悪化か


■輸出中小企業、円安の「限界レベル」超える

円・ドル相場が韓国中小企業の輸出競争力確保に必要な「限界水準」を既に超えたことが分かりました。1ドル=110円まで円安が進んだ場合、中小企業の総輸出額は14・4%減少すると予測されています。

大韓商工会議所が輸出中小企業500社ほどを対象に実施したアンケート調査によると、中小企業が輸出競争力を確保できる下値支持線は1ドル=101・1円との結果が出たそうです。2013年5月22日には、1ドル=102・5円まで円相場が下落したため、多くの輸出企業が円安の影響を避けられない状況に陥っています。

【韓国経済の実態】輸出中小企業、円安の限界レベル超える(2013年)

韓国経済は、日に日に深刻度を増していると感じます。

(2013年6月10日更新)